高川様 現在、当社の事業内容は広がっていますが、EAP導入当時はクリエイターに特化した人材派遣業がメインでした。派遣スタッフがメンタル不調になってしまうと、そのまま契約終了になり仕事を辞めざるを得ないケースが増えていました。また、クリエイターは今以上に希少な存在で、休職者が出ると穴埋めが難しく、クライアントのプロジェクトにも支障が出てしまい、当社の業績も落ち込むという悪循環が生まれてしまいます。
さらに、派遣スタッフの対応をする営業担当は、実質的に派遣スタッフのメンタルヘルスケアも担っていて、とても負荷がかかっていました。派遣スタッフのセンシティブな相談を受けているうちに、ともすれば営業担当も一緒に不調に陥ってしまうかもしれない。それは何としても避けたいと考えた当時の上司から、メンタルヘルスケアの取り組みを検討しようと声が挙がり、大学時代に心理学を学んだ経験のある私がアサインされました。色々調べていく中で、EAPというサービスがあることを知り、メンタルヘルスケアの専門企業に任せることがベストだと考え、当時の経営陣に今後のメンタルヘルスケアの重要性を理解してもらい、導入に至りました。