第4回
管理職にEAPをすすめたい
スキルアップに使うときのポイント

Recommend EAP for People Managers: Use It for Skill Improvement

2022-06-01 15:25

今回のご相談者

厚木 孝之さん(38歳)

IT企業C社 マネージャー (従業員数850名/本社所在地:東京都目黒区)

 

ピースマインドEAP(スタンダートモデル)を導入し約1年半が経過。

厚木さんは情報通信業の会社で5名の部下を抱える管理職。部下のことについて人事と相談をしている中で、それならEAPが役に立つかも、とミスターパインを紹介された。

お助けマン

ミスターパイン

EAPやストレスチェックなど、ピースマインドが提供するサービスのご担当者が抱える課題を解決し、企業にお勤めの皆さまの「はたらくをよくする®」ことに喜びを感じながら日々活動している相談役。趣味は英会話。


 

パイン「厚木さん、初めまして。いつも人事の町田さんには大変お世話になっています。 部下に関する悩みをお持ちということですが、EAPをご利用になられたことはありますか?」

 

厚木さん「パインさん、初めまして。 よろしくお願いします。 EAPは社内イントラの情報などで知ってはいたのですが、自分では使ったことはありませんでした。」

 

パイン「I see. これまで相談する必要がなかった、ということは、厚木さんのマネジメントが上手くいってらっしゃったということかもしれませんね。 一方で、このコロナ禍で管理職の負担が増えたとも言われていますが、厚木さんの場合はいかがでしたか?」

 

厚木さん「最初の頃はミーティングが隙間なく予定に入れられてしまい、トイレに行く暇もなかったですね。 それに我が家はまだ小さい子供がいるので、保育園が閉園してしまった日なんかはもうどうその日をやり過ごしたかもよく覚えていないです、、、。」

 

パイン「コロナ禍では家庭の調整も大きな課題ですね。 仕事も家庭も最大限の努力をなさっており、大変だったと思います。リモートワークで部下の方の様子が見えづらくなったという声を聞くこともありあすが、厚木さんの場合はいかがですか?」

 

厚木さん「私のチームはほぼ在宅勤務なので、実際にメンバーに会うことはほとんどないですね。 部下とは1on1を定期で組んでフォローするようにしています。 ただ、メンバーの中には相談のタイミングが遅いと感じる人もいます。『それもっと早く言ってよ』みたいに思ってしまうこともあって。」

 

パイン「同じようにマネジメントしているつもりでも、期待した通りの行動につながらないことはありますよね。 厚木さん、ものは試しということで、一人一人の部下に対してどんな投げかけをすれば、積極的に課題の共有をしてもらえるかを、EAPのカウンセラーと検討されてみるのはいかがでしょうか。」

 

厚木さん「なるほど、確かにチームのメンバーはそれぞれ前職のバックグラウンドも性格も違います。 こちらの投げかけ方を個々に変えていくというところまであまり思い当たっていませんでした。 ただ私も忙しく、どこまでやればいいんだろうというのが本音ではあります、、、。」

 

パイン「Yes, indeed. ただ、釈迦に説法ですが、「日頃の相談で問題が小さい間に拾えていれば、結局手間は小さく済む」という視点もありますよ。 ところで厚木さんは、ご自身が話し手となる面談を、最後にお受けになられたのはいつでしょうか? 小一時間ほど、自分の悩みや課題を話して、アドバイスを得るような時間です。」

 

厚木さん「・・・気が遠くなるほど思い出せないですね。 自分がマネージャーになってからは、ないかもしれないです。」

 

パイン「Oh! では話し手になってみることで、面談というものの捉え方に新たな気づきが生まれるかもしれませんよ。 ご自身のことでも部下のことでも、今モヤモヤしていることを話しながら整理すると、感じている課題を客観視して捉えやすくなります。これを「外在化」と呼びますが、まずご自身から切り離して捉えてみるだけでも、ストレス軽減につながると思いますし、モヤモヤの中身が明確になると、対策のアクションにも繋がりやすいですよ。」

 

厚木さん「なるほど・・・! 確かに話す時間は確保することが大事ですね! 相談予約してみます。」

 


コロナ禍でテレワークが進んだことで、部下の様子が見えないことに対する不安を抱えている管理職も多く、日々多忙な中で部下にどのように関わっていけばよいのか、という厚木さんのような悩みも、実際にピースマインドの相談にも多く寄せられています。

 

一方で、管理職自身のケアという視点で捉えてみると、管理職は日々組織・部下のことを考えることに追われ(場合によってはプレイヤーも兼ねつつ)、自分自身を客観視する余裕がない、非常にストレスフルな状態であることも多いと言えます。

 

ピースマインドのEAPサービスでは、人事・管理職相談の窓口が用意されており、専門のコンサルタントが、管理職やリーダー層のマネジメントや部下に関するご相談をお受けします。また、管理職の方から部下の方にEAPを紹介していただき、管理職の方とEAPとが連携しながら部下の方の支援を行うことも可能です(紹介相談)。

 

 

カウンセリング、と聞くと少しハードルが高かったり抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、自身のマネジメントや部下についてのもやもやを第三者の力を借りて整理し、自身のパフォーマンスを高める、と考えてみるとどうでしょうか。

 

任されることが増えどんどん忙しくなる一方、という管理職の方のサポート資源として、ぜひEAPの活用を促進してみていただければと思います。


本日のまとめ

 

①部下についてのモヤモヤは、カウンセラーとの対話を通じて客観視


②多忙な管理職だからこそ、サポート資源としてのEAP活用促進

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