上司からの紹介で、当社のコンサルタントが新入社員の方と話をしたところ、「仕事でわからないことを人に聞きづらい」とのことであった。
先輩社員からは「職場でわからないことがあれば、なんでも聞いてください」と言われたが、なんでも聞いていると「たまには自分で考えてから聞いてきてほしい」「この間教えたよね」「マニュアルに書いてあるよ」というような反応があった。
そのため、自分で考えてみて解決ができない状況でも、「聞きに行くと、同じことを注意されそうだな」「一度聞いたことは、もう二度と聞けないな」と思うようになり、プレッシャーを感じて「もうこの職場にはいられない」と考えるようになった、とのことであった。
ご本人に「分からないことを聞くことができ、相手から回答があり、あなた自身が仕事を覚えられる環境であれば続けていけそうですか?」とお話ししたところ、「そういう環境であれば続けていけそう」とのことであった。
そこで、上司に状況を共有して、新入社員の質問への抵抗をなくすために、一日の中で自由に質問ができる質問タイムを設けることを提案した。